
東日本大震災では、非常時において地方自治体や国による救援が軌道にのるまでは、自分たちの力で急場をしのぐ必要があることも痛感しました。
そこで今回の「アルミ箔の世界」では、実際に煮炊きができる「簡易コンロ」と倒れても火が広がらない「安全灯」を、発案者の公益財団法人市民防災研究所の監修でご紹介します。どちらも、アルミ箔、アルミ缶、ティッシュペーパー、食用油(サラダオイル等)の手近なものを活用して簡単につくれます。
・「簡易コンロ」と「安全灯」の燃料に食用油(サラダオイル等)を使用しますが、食用油以外の灯油等は絶対に使わないでください。
アルミ空き缶(350ml)3本/アルミ箔/ティッシュペーパー/食用油(サラダオイル)/楊枝/はさみ/本(厚さ3㎝)/定規
1本のアルミ缶から、コンロ部分と五徳(台)部分を作ります。本にハサミの歯を密着させ、空き缶を回しながら、片方の歯だけで切り線の目印となるキズをつけます。印は下から3㎝と5㎝の高さにつけます。

はさみでアルミ缶を切ります。コンロ部分は下から3㎝の高さのところで切ります。五徳になる部分は下から5㎝の高さのところで切ります。

五徳とコンロを各3個つくります。

2枚重ねのティッシュペーパーを1枚ずつはがします。


ティッシュペーパーの長い辺を横にして4つ折りし、縦に6等分します。
6等分したティッシュペーパーを1つずつ、1㎝ずらして半分に折り、くるくると軽く丸めます。さらに両方の手のひらで軽く転がして細く丸めます。
一方の先端を斜めにカットします。
同じ手順で合計6本作ります。


アルミ箔を17㎝の長さで切ります。

切ったアルミ箔を縦に4つ折りにします。


で4つ折りにしたアルミ箔を中心に向けて両側から4分の1ずつ折り曲げます。
を3つ折りし、楊枝で各辺に等間隔に2つ穴を開けます。
開けた穴にティッシュペーパーで作った芯を差し込み、アルミ箔から芯を約3㎜出します。下からはみ出した芯はアルミ箔の長さに合わせて切りそろえ、指でアルミ箔を押し固めて芯を固定します。
芯を差し込んだアルミ箔を3つ折にして立てます。芯が長いと燃やしたときにススが出るので、ピンセットなどで芯の長さを調節します。

アルミ缶で作ったコンロに食用油を入れて、アルミ箔をセットします。
コンロと五徳を各3つ作り、左のようにセットします。コンロに食用油を入れ、ティッシュペーパーの芯に火をつけます。五徳に鍋やフライパンなどを置いて使用します。
※ ご使用の際は、倒れたりしないよう下記の点にご注意下さい。
・五徳の配置
・五徳に載せるもの
(重量物や安定性に欠けるものは避ける)
簡易コンロで調理している様子がご覧になれます。
アルミ箔/ティッシュペーパー/ガラスのコップ/食用油(サラダオイル)
定規で測って、アルミ箔を3㎝の長さで切ります。


切ったアルミ箔を横に2つ折りにします。さらに縦に2つ折りにします。
端から1㎝くらいのところに楊枝で穴を開けます。


先端を斜めにカットした方を上向きにして芯を差し込みます。アルミ箔から3㎜くらい芯が出るようにします。指でアルミ箔を押し固めて芯を固定します。



芯がコップの真ん中にくるように、芯が差し込まれていない側から直角に折り上げます。
芯の側を直角に折り曲げます。
芯にサラダオイルを含ませ火をつけます。サラダオイルの入ったガラスのコップに入れます。サラダオイルはアルミ箔の芯支えの真ん中くらいまで入れます。アルミ箔の上の部分を外側へ折り返し、コップの縁に引っかけます。汚れないようにお盆の上に置きます。

★ 「簡易コンロ」と「安全灯」を作ってみた感想 ★
簡易コンロは約20分、安全灯は約10分で出来上がりました。どちらも防災バッグにしまっておけるコンパクトなサイズです。万が一に備えて試しに作ってみてはいかがでしょうか。その際は、冒頭の<作る前に>にありますように絶対に灯油を使用しないでください。
「アルミ箔の世界」では以前、「アウトドア料理~アルミホイルのアイデア活用法~」として、アルミ箔で煮るインスタントラーメン、焼きリンゴ、アルミ箔のフライパンでつくる目玉焼きを紹介しています。手近なものを活用して急場をしのぐ術を知っておくだけでも、ガスや電気が使えない事態に陥ったときに役立つのではないでしょうか。
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