RECYCLE -リサイクルデータ-
アルミ缶の需要量の推移
アルミ缶の国内需要推移(2023年度は約210億缶)
アルミ缶とは、飲料用アルミ缶を指す。
(アルミ缶リサイクル協会調べ)
循環型社会に適応する容器
アルミ缶
アルミ缶はリサイクルしやすく循環型社会に適応する容器として注目されています。
①水平リサイクル
アルミ缶は再びアルミ缶へ戻すことができます。
これを「Can to Can」(水平リサイクル)といいます。
アルミニウムの品質を下げずにアルミ缶を再び地金に
できるので、半永久的にリサイクルし続けることが可能です。
アルミ缶のリサイクル
アルミ缶の約90%以上がリサイクルされています。
アルミ缶リサイクル率の推移
単位:%

回収されたアルミ缶の7割は、同じアルミ缶の材料となります。
高率なCAN to CANリサイクル
CAN to CAN リサイクルとは、使用済みアルミ缶をふたたびアルミ飲料缶の材料として使用し、アルミ缶を製造することをいいます。分別して回収し、アルミ缶以外の異物を除去することにより、比較的簡単に元と同じアルミ缶にリサイクルすることが可能です。この「分別」を徹底することにより、スクラップ価値が高まり、より高価での売却が可能となります。
CAN to CANの工程

2023年度のアルミ缶リサイクル率

リサイクル率は、再生利用重量と消費量の比較です。
再生利用重量
(国内分+輸出)
306,742㌧
(247,851㌧+58,891㌧)
(国内分+輸出)
306,742㌧
(247,851㌧+58,891㌧)
国内消費重量
(314,645㌧)
(314,645㌧)
= 97.5%
2023年度のCAN to CAN率

CAN to CAN 率は、再生利用されたアルミ缶のうち、再びアルミ缶として生産された割合です。
缶材向け再生重量
(182,897㌧)
(182,897㌧)
再生利用重量
(247,851㌧)
(247,851㌧)
= 73.8%
(アルミ缶リサイクル協会調べ)
回収されたアルミ缶の内、再びアルミ缶の材料として使用される割合は高く、2023年度は73.8%となっています。
2022年度アルミ缶再生利用フロー
2022年度のアルミ缶消費重量は32.7万㌧、再生利用重量は30.7万㌧(国内24.9万㌧+輸出5.8万㌧)
(図中単位:万㌧)
1.全ての数値は組成率89.4%を反映した後の数値。
2.本調査はアルミ缶リサイクル協会による。
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