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アルミ箔リサイクル最前線:その2:アルミ箔複合紙容器から樹脂とアルミを分解し、衛生紙にリサイクル

| その1 |
その2
アルミ箔複合紙容器から樹脂とアルミを分解し、衛生紙にリサイクル
サンペーパー(山梨県)
信栄製紙グループのサンペーパー株式会社(山梨県西八代郡市川大門町)は、容器内部をポリエチレンとアルミ箔で積層ラミネートした紙容器を、独自の再処理プラントでティッシュやトイレットペーパーにリサイクルしています。

一定期間の保存期間を要求されるジュースや酒類などに用いられる紙パックについては、一般にアルミの除去がネックとされ、再生紙へのリサイクルが遅れていました。

紙のリサイクル事業で先進的な実績を持つ信栄製紙グループがこの課題に取り組み、独自の技術により高品質な衛生紙への再商品化を実現しました。

原料の裁断サイズと熟成が決め手
原料を十分に柔らかくする
アルミ箔複合紙容器リサイクルの行程
原料
  主に大手飲料充填工場や食品メーカーからの廃棄物 
(容器の切出し屑)
 
2解砕機で細かく裁断
 
3解砕した原料をパルパーに投入(円内)
水・薬品・蒸気を加え攪拌する。
4熟成タワー
  約12時間貯蔵しパルプがとろけるように柔らかくなるまで熟成させる。  
5セパレーター
  熟成タワーから送られた原料を、ここでパルプ成分と樹脂・アルミとに分離する工程が数回繰り返される。  
6 分離したポリエチレンとアルミは脱水して固形燃料となる。  
7良質な再生紙に
  精選された再生パルプは、他の古紙パルプと配合、抄紙工程に送られ再生紙に生まれ変わる。左は巻き取られる再生原紙、右は原紙を2枚合わせにする行程。
同社のエコロジー商品
コアレス・トイレットペーパー
・自社ブランド『Brightia』
・生協『CO-OP』など
ティッシュペーパー
・『クロネコ』特選品など
 
→
信栄製紙では、神奈川県川崎市にサンペーパーの数倍の処理能力を持つ大型のペーパーリサイクルプラントを建設し、2002年末より稼動しています。

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