カラーアルミ建材追跡調査データ
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カラーアルミ建材追跡調査データ
1.調査材料
1 カラーアルミ
アルミニウム合金板の表面に化成皮膜処理を施し、合成樹脂塗料をコイル塗装ラインで焼付塗装したプレコートメタルをカラーアルミといいます。普通は2回塗装、2回焼付けされています。
1975年にJIS H4001「アルミニウムおよびアルミニウム合金の塗装板および条」としてJISに制定(2006年改正)されており、また不燃材料「NM-2561」、「NM-2562」、「NM-2563」、「NM-8597」および「NM-8598」として認定を取得しています。
2 アルミニウム合金屋根材無塗装板
表面の塗膜および基材の経年変化を、以下の項目について目視により調査しました。併せて施主から現在までのメンテナンス状況と、使用の感想を聴取しました。
2.調査項目
1 カラーアルミ
表面の塗膜および基材の経年変化を、以下の項目について目視により調査しました。併せて施主から現在までのメンテナンス状況と、使用の感想を聴取しました。
調査項目 | 1)割れ 2)はがれ 3)ふくれ 4)変退色 5)光沢 6)白亜化 7)腐食(加工部を含む) |
2 アルミニウム合金屋根材無塗装板
カラーアルミと同じく目視により調査し、施主から感想を聴取しました。
調査項目 | 1)光沢 2)腐食 |
3.調査結果
調査物件
次ページ以降に各物件の調査結果を紹介する。各物件ごとに示した「評価」は、以下の基準によります。なお前回までの調査結果も併せてご参考願います。
評価基準 | 内容 |
◎ | きわめて良好 |
○ | わずかに変化あり |
△ | かなり変化 |
▲ | チョーキングにより塗膜が消滅 |
? | 未調査、評価対象外 |
総評
1 カラーアルミ
今回は、耐候性の優れるふっ素系樹脂(ポリふっ化ビニリデン)塗料を主体に調査を行った。前回(2005年)の調査結果と比較して 最長28年を超えている物件でも ほとんど変化が認められず、期待した効果が得られている。前回までの調査で 施工後30年以上の屋根用途の物件でチョーキングにより塗膜が消滅しているものが数件確認された。しかし基材のアルミニウム合金の耐食性が良好なため、腐食は認められなかった。また、ふっ素系樹脂塗料以外の塗料系で25年近くたった物件では変退色、光沢低下、白亜化は経時とともに多少進行しているが、機能的欠陥は認められない。施主からの感想聴取の結果は、第6回までと同様に多大の評価を得ており、特に他の金属と比較してメンテナンスの手間がかから ないことが認識されている。
2 アルミニウム合金屋根材無塗装板
各物件とも、外観面でも機能面でもまだ長期間の使用に耐えうる、十分な耐久性、耐食性を持つことが実証されており、一宮競輪場では37年の実績が、甲子園の銀傘では22年の実績があります。