8. 押出形材の断面形状の設計
アルミニウム材料の諸特性データベース
8. 押出形材の断面形状の設計
長手方向に垂直な断面の形状が同じような工業材料を形材と呼ぶが,このうち単純な断面形状のもの,たとえば管や棒(丸棒,四角や六角棒)などは一般形材と区別されている。
一般に,アルミニウム合金押出形材は熱間押出で作られ,次のような特長がある。
1)形状が比較的自由に選べる(鉄鋼・黄銅の押出し,ロールフォーミング,熱間圧延などと比べて)。
2)寸法精度が比較的良好である(鉄鋼・黄銅の押出,熱間圧延などと比べて)。
3)金型費が安価である。
図9.1.1は直接押出しの機構を示す。押出形材は図9.1.2に示す例のようにソリッド(Solid Shape), セミホロー(Semihollow Shape),ホロー(Hollow Shape),に分類され,金型はソリッドにはソリッド・ダイ,後の二つはホローダイスを用いる。ダイス構造を図9.1.3に示す。



合金の押出性は一般的にいうと,強度の高い合金ほど押出性が悪く,肉厚を大に,また,寸法許容差も大きくとる必要がある。なお,熱処理を必要とするT4,T6質別のものは焼き入れひずみによる形状の変化を考えなければならない。
もっとも押出しに適している材料は6063合金であり,建材用サッシの押出形材は大部分が6063である。個々の合金の押出性評価例を表9.2.1に示すが,ここに上げた指数は総合評価であって,この指数と押出可能肉厚などとの関係は参考であり,形材の形状によって変わる。

製造難易度や断面形状の設計,寸法精度などについてはアルミニウムハンドブックをご参照ください。
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一般社団法人 日本アルミニウム協会 自動車アルミ化委員会 更新日: 2023/04/01