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ねんどは、のばしたり、切ったり、まげたり自由に形を変えることができます。同じように、
アルミニウムもいろいろな方法を使って、形を変えることができるんですよ。今回は、変身の名人・アルミニウムのお話です。
ここにアルミニウムのかたまりがあります。これを熱すると、かたいはずのアルミニウムが、ねんどのようにとてもやわらかくなります。
やわらかくなったアルミニウム。まず、うすくのばしてみましょう。アルミニウムをのばすには、「圧延機」とよばれる機械を使います。圧延は、うどんやピザの生地をつくるのによくにています。ロールを使ってアルミニウムのかたまりを押しつぶし、なんどもころがしてうすくしていきます。すると、
まるで板のようになるのです。
厚さ6ミリ以上の板を「厚板」、それ以下を「薄板」とよびます。厚板は飛行機や船、ビルの壁などに、薄板はなべやジュースを入れる缶などに使われます。薄板をもっともっとのばすと、なにができるでしょうか?そう、おにぎりなどを包むときに使う「アルミはく」になります。一番うすいもので0.006ミリ。紙よりもうすいんですよ。
さて、つぎはアルミニウムのかたまりを型に押しこんでみます。みんな、トコロテンをつくるところを見たことがありますか?筒の中にカンテンを入れて、それを棒で押しこむと、底のほうにあいた小さな穴からカンテンがおそばのように細長くなって出てくる。アルミニウムも、このトコロテンのつくりかたにそっくりの加工をします。
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まず、型につくりたい形の穴をあけます。そこにアルミニウムの熱いかたまりをギュッと押しこむ。すると、穴と同じ形の断面のアルミニウムが、何メートルも押し出されてくる。まるで金太郎アメのようです。これを切ったりまげたりして使います。複雑な形のアルミサッシや新幹線の車体などは、この方法でつくられています。
アルミニウムのかたまりを、いったんドロドロに溶かしてから、新しい形をつくる方法もあります。
これを「鋳造」といいます。鋳造は、タイ焼きをつくるのと同じ。型のなかに溶けたアルミニウムを流しこんでつくります。
たとえば、カメラのボディの場合。あらかじめ、カメラの形にくりぬいた型をつくっておきます。
そこに、アルミニウムを流しこむ。しばらくおいて、アルミニウムがかたまったら型をとりのぞく。すると、アッというまにカメラのボディのできあがり! アルミニウムのかたまりをけずってつくるよりも、鋳造のほうが、はるかにかんたんにものをつくることができます。
それに、どんな複雑な形だってオーケーです。
自動車のホイールやエレベーターのステップ、ミシンの胴体などは、みんなこの鋳造でつくられています。
このように、アルミニウムはいろいろな方法で、いろいろな形に変身しているのです。みんなも、まわりのアルミニウムがどんな方法でつくられたのか考えてみましょう。
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