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わずかなエネルギーで、何度でもリサイクルできるアルミニウムは、大切な資源をまもる、地球にやさしい金属です。今回は、使い終わってからすてられたアルミニウムが、どうやって生まれ変わるのか、お話ししましょう。
アルミニウムがどこでとれて、どうやってつくられるかをお話ししたことがあります。おぼえていますか? わすれてしまった人のために、もう一度おさらいしてみましょう。
アルミニウムは、つぎのような流れでつくられます。@アルミニウムの原料となる真っ赤なボーキサイ卜をとる。Aボーキサイト工場に運んできて、そこからアルミナという白い粉をつくる。Bアルミナにふくまれている酸素とアルミニウムを分ける。Cとけたアルミニウムを型に入れてかためる。
かんたんにいうと、この@からCの順番でアルミニウムはつくられているんです。でも、リサイクルしてつくる場合は少しちがいます。はじめの@、A、Bがありません。つまりC番目の「とかして、かためる」だけで、アルミニウムはできるのです。
みんなの好きなジュース缶を例に、もうすこしくわしくお話ししましょう。
燃えないゴミとしてすてられたジュース缶。ゴミを集める回収業者のおじさんは、それを集めてスクラップ工場へもっていきます。ここではまず、機械を使って缶をギュッと押しつぶし、こまかくくだいてチップ(破片)にします。
つぎに、チップのなかからアルミニウムだけをとり出します。缶ジュースの缶は、アルミニウムか鉄でできているので、鉄をとりのぞく必要があるのです。では、どうやってとりのぞくのでしょうか?
そう、磁石を使うのです。アルミニウムは磁石にくっつかないでしょう。だから、こまかくなったチップに磁石をつければ、鉄がすいついて、アルミニウムだけがのこるわけです。
こうしてとり出したアルミニウムのスクラップは、つぎにアルミ再生工場にはこばれます。さっきお話しした、「とかして、かためる」のが、再生工場の仕事です。
印刷塗料をはがしたあと、熱いかまのなかでアルミニウムのスクラップをドロドロにとかし、型にそそいでかためます。すると、銀色に光るアルミニウムのかたまりができあがります。これを、「再生地金」といいます。
再生地金はこのあと、アルミニウムを加工する工場へはこばれます。加工というのは、アルミニウムをいろいろな形にして製品をつくることです。加工工場はいろいろあって、缶をつくるなら缶工場へ、自動車の部品をつくるなら自動車部品の加工工場へ、アルミサッシをつくるならアルミサッシの加工工場へはこばれます。
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こうして、みんなが飲んだジュースのアルミ缶は、自動車部品やアルミサッシ、またはもう一度アルミ缶になって、わたしたちのもとに帰ってくるのです。今みんなが飲んでいるジュースの缶。こんどは、どんな形になって生まれ変わるんでしょうね。
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