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やかんやなべに、アルミニウムが多く使われているって、知ってますか?そのわけは、鉄などの金属にくらべて、約3倍も熱をよく伝えるから。熱が全体に早く、まんべんなく行きわたるので、お湯をすぐにわかすことができるのです。今回は、温度とアルミニウムのお話です。
熱を早く伝えるアルミニウム。この特徴を利用したものは、やかんやなべのほかにもいろいろあります。たとえば自動車がそうです。かけ足をすると、体がポカポカあたたかくなるでしょう。自動車も走りつづけると、エンジンが熱くなってきます。
そのままほうっておくと、熱がたまってけむりをだし、自動車は動けなくなってしまうのです。
これをふせぐために、エンジンのなかにはアルミニウムでできたラジエーターという部品がつまれています。エンジンにたまった熱を、このラジエーター
に伝え、外へどんどんにがしているのです。
ところでみんな、おかしやアイスクリームの、ふくろの内側をのぞいたことがありますか?銀色に光るアルミニウムが見えるはずですよ。これは、熱を伝えるのとは反対に、熱や光を反射する力を利用したものです。外からの熱や光をはねかえして、食べもののおいしさをまもっているわけです。
音楽を聴くときのCD(コンパクトディスク)も同じ方法でつくられています。
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直径わずか12センチのCDには、約70分の音楽がつめこまれています。CDの表面には、たくさんの音の信号が記録されていて、これをレーザー光線で読みとって、音楽に変えています。
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CDの表面についているうすいアルミニウムのまくが、レーザー光線をはねかえし、音の信号を読みとる手助けをしているのです。
さて、こんどは冷たい温度とアルミニウムのお話です。
みんなは缶ジュースは好きですか?この缶の素材にもアルミニウムがたいへん多く使われているんですよ。熱が早く伝わるのと同じように、アルミニウムの缶を冷蔵庫に入れて冷やせば、冷たい温度が缶全体に伝わり、早く冷やすことができるんです。
アルミニウムは、冷蔵庫よりもっと低い温度のなかでも活やくしています。どのくらい低い温度かと
いうと、マイナス200度くらいはへっちゃら!
この特徴を利用したものに、「LNG」があります。これは、電気と同じようにくらしに役立つエネルギーのひとつで、液化天然ガスともよばれ、ガスを冷やして水のような液体にしたものです。液体にするときは、だいたいマイナス162度くらいまで冷やします。
このとき冷やす機械や、液体になったLNGを運ぶ船のタンクなどが、アルミニウムでできています。また、南極観測用の家や雪上車などにもアルミニウムは使われています。
熱くても冷たくても、びくともしないアルミニウム。
これから、もっともっと活やくの場が広がりそうですね。
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